ターゲットには様々なカラーについてのお問い合わせがあります。

特に多いのが白髪染めです。
白髪染めは月に1～2回染めるお客様の多いため、ダメージを最小限に抑えるべく、業界の最新情報を集めたり、メーカー比較を行ったりと様々な調査を行っています。

結果的にカラー全般に関して、髪と頭皮の健康といった観点から、施術を提案できるのがターゲットの強みです。

今回の記事では、それぞれのカラー剤の特徴を説明し、当店に寄せられる質問にお答えします。

 

 

代表的なカラーの種類

アルカリカラー

髪のメラニン色素を破壊し、色を明るくした後に色素を入れて、発色させるのが基本的なメカニズムです。髪の中に色素を入れるので、カラー直後の艶感が魅力です。

一方でデメリットとしては、シャンプーをするごとに色素が抜け、バサツキが出てきて徐々に艶が減少。また、何らかの対策をしないと「髪が溶解する」「加水が髪に残留する」などでダメージが蓄積します。

 

ブリーチ

髪の色素を抜くためのブリーチ。非常に効果的ですが、髪や頭皮へのダメージは強力です。しかし、髪の色を抜いてから髪に色を入れると、チャート通りの色が髪に入りやすく、ご利用するお客様も数多くいらっしゃいます。反面、色落ちは早く進みます。

 

ハーブ系

過酸化作用を利用すること無く、染料のみで染める薬剤です。

ほぼ自然な黒染めなので、黒い髪の場合は、どんな色を入れても見違えるような変化は得られません。しかし、ダメージフリーのため、髪を傷めずに白髪染めやトーンダウンを希望する方には最高の施術です。

 

イオン系

ダメージレスなのが魅力です。色もち・色落ちの点で見ると、他のカラー剤と比べた際には、なかなか推奨できませんが、頭皮の刺激はほぼゼロ。そのため、刺激に弱いお客様に提案することがあります。

 

 

カラーのよくある質問

・「自分にどんな色や明るさが合うかわからない。アドバイスしてもらえますか？」

一般的には黒より明るい色の方が健康的な印象を見る人に与えてくれます。
色には流行もあるので、サロンに置いてあるカラーチャートを参考にお気に入りの色を探しましょう！

 

・「ブリーチしてから染めた場合、どのくらいで色が落ちるのか知りたい」

3日のこともあれば、2週間もつこともあります。色合いやお客様の髪質、シャンプーの仕方で大きく変化します。

 

・「染めた色をできるだけ長持ちさせたいんですが……」

過酸化を確実に除去しましょう。そのためには、シャンプー＆トリートメントの的確な選択、さらにシャンプー後は必ず完全ドライすることをおすすめします。

 

・「染めたいと考えている色を美容院でうまく伝えられない」

雑誌を見て良いと思ったカラー、頭の中で想像しているイメージ、実際に可能な色合いなど、一口に「色」と言っても様々な揺れ幅があります。

ですので、迷った際はいくつかの候補をお持ちいただければ、熟練のスタッフが理想の色合いに近づけていきます。

 

・「カラーで頭皮が荒れてしまったことがあります。何か対策はありますか？」

カラーで頭皮が荒れる＝ジアミンに反応してアレルギーが起きたということです。そのためカラーは絶対にNG。
強行すると大変なことになります。当店では施術不可です。ご了承ください。

 

・「染める時に頭皮が染みるのですが、抜け毛などに繋がりますか？」

カラーをすると頭皮も染まります。もしも、べったり薬剤を塗ってしまうと、頭皮は荒れ放題。抜け毛・薄毛・細毛・艶の無い髪へと一直線です。特に白髪染めは色素が多く入っているので、頭皮までしっかりと黒茶等に染まっている方は要注意。過酸化除去を的確に行い、最低限のカラーをおすすめします。

 

・「グラデーションに興味があります。目立たない感じにオシャレできますか？」

様々なカラーの事例があるので、きっとご希望のグラデーションが見つかるはず。
常にセンス良く、活動的に挑戦しましょう。

 

 

ダメージをできるかぎり抑えたカラーを追求

当店はダメージレスカラーを２タイプご用意し、お客様のご要望により施術の計画を立てられるのが強みです。

たとえばブリーチ・毛染めの同時施術は確実に綺麗な色が入ります。しかし、繰り返すと髪が溶解したり、頭皮・髪に加水が残留したりして、抜け毛・切れ毛・細毛の原因になります。

そこで、現段階で最もダメージを抑えられるカラー剤の選定に加えて、数種類のトリートメントを駆使（デトックストリートメント、前処理トリートメント、アフタートリートメント）。また、定期的（月２～３回）な過酸化除去の施術を提案することもあります。
「オシャレは髪と頭皮の健康から」を合言葉に、ターゲットではダメージを最小限に抑えたカラーを追求しています。